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こんにちは薄情 さよなら恋慕

  • violeet42
  • 2016年11月15日
  • 読了時間: 2分

「りん……っ…」

 かわいいね、ただ本当のことを言っただけなのに、真姫ちゃんが急にいつもの態度をひっこめて顔を赤くしたから少し調子にのっただけ。汚いって嫌がるかなと思ったのに、教室の床に押し倒したら抱きついてきた。

「りんのこと、好き?」 「…う、…っん………あっ…」

 今の返事はどっちなのかな?どっちでもいいや。  スカートをたくし上げたら真姫ちゃんが簡単に脚を開いたから、少しがっかり。もっといつもみたいに形だけの抵抗でもしてくれるかなって思ったのに。そのまま一気に中指と人差し指を挿し入れたらもっともっとがっかりした。

「なんでもうこんなに濡れてるの?」 「あっ……ん……っ……」

 真姫ちゃんの中はもう溶けてしまいそうなくらいとろとろですごく熱い。

「ねえ、きもちいい?」

 怠惰に指を動かしながらぼんやりと真姫ちゃんを見たら、泣きそうな顔でりんの首に腕を回してきてそのまま引き寄せられた。くちゅくちゅと水音がかすかに聞こえる。真姫ちゃんが熱に浮かされたような顔で見つめてくる。脚を開いてりんを全身で絡めとろうとしてるみたい。

 セックスってみっともないんだね。

 唇と唇が触れ合う寸前でゆっくりと身を引いたら真姫ちゃんが戸惑った顔をした。中に挿し入れていた2本の指も一緒に引き抜く。真姫ちゃんは簡単すぎるよ。もっとむずかしい女の子だと思ってた。もっと頭のいい女の子だと思ってた。

 セックスってばかみたい。

 すこしだけ赤の混じる濡れた指が気持ち悪くてスカートの端で拭った。

「あとは真姫ちゃんが自分で慰めてね」

 そんな悲しそうな目で見ないでほしい。絶望した表情をみてると笑いたくなった。どうせまた誰かを好きになるくせに。

 恋をするってくだらない。

 気のせいだよ。勘違いの連続だよ。永遠があると思ってる目でこっちを見ないでほしい。 恋をする女の子はきらきらしてるって思ったのに。蓋を開けてみたらぎらぎらして面倒くさいだけだった。 真っ赤な恋の熱で火傷なんてしたくない。甘い地獄には一人で堕ちて。

 真姫ちゃんなんか好きじゃない。  (真っ赤な嘘は誰のため?)

「またあした」

 ばいばい、可哀想そうな女の子。

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